サブカルかぶれの備忘録

忘れないためのメモ、気まぐれな日記

お洒落に無頓着だったわたしがゴシックロリィタを着るに至った経緯とこれからデビューする方へ

突然ですがみなさん
お洒落することは好きですか?
わたしは大好きです

化粧がうまくいった日
お気に入りのお洋服を着たとき
良いコーディネートが思い付いたとき…etc
とてもうれしい気持ちになりますし
何よりお洒落をすることで、こころの防御力が上がる! (…ような気がする)

そんなわたしですが
むかしはお洒落に対して無頓着でした、、

特にコーディネートすることが苦手で
何を着たらいいのか全くわからない、
でもダサいかっこうはしたくない……

で、
お恥ずかしながら高校1年生くらいまで毎回母親にコーディネートしてもらっていました(ホントです)

ただ、いずれはひとりになるわけですし…
どうすればいいのかと日々思っておりました

かといってファッション雑誌を買ってみたり、
ということはしませんでした

というのも美容室に行くと置いてあるじゃないですか、ファッション雑誌
わたしは美容室には小説を持参するようなタイプだったんですが
カバンを預けるときに本を出すタイミングを逃し、仕方なく置いてある雑誌を読むしかない
ということが何度かあり
読んでみるのですが
なんだかピンとこない
服に興味が薄いというのももちろんなんですが
思春期特有の自意識でしょうか
自分の気持ち的にこんなキラキラした服は着られない、合わない、、
そう思っておりまして

当時はまだ"リア充"という言葉はありませんでしたが
例えるなら雑誌の世界は"リア充"
対するわたしは"陰キャ"
休み時間を読書か寝たふりでやり過ごすようなコでしたので
こんなにキラキラした服を見せられても
「これじゃないんだよー! 」
と、変なプライドで対抗することしかできず
全く参考にする、ということができずにいました

そんな高校1年生のある日
下妻物語」という、嶽本野ばらさんの小説を原作としたロリィタの女の子が主人公の映画を見まして(母親がレンタルしてきました)
こんなお洒落のカタチもあるのかと衝撃を受けました

それと、この頃から深夜アニメというものに興味を持ち始め
なんとなく見たローゼンメイデンのOP
ALI PROJECT宝野アリカさんが歌う「聖少女領域」を聞きまして
この雰囲気がなんともまあ当時のわたしにはどつぼだった…!

これまで音楽もあまり聞いたことがなかったのですが(洋服と同じように流行りの曲を聞いても"コレジャナイ"感があり、苦手だった)

見事に世界観にはまりまして(その後の音楽の好みの変遷についてはまた改めて文章に残したいと思います)
アリプロのなかでも特にゴシックな雰囲気の通称"黒アリ"が好きで
聞いているうちに
自分も同じような雰囲気の格好をしたい…!
と自然に思い始めるようになりました

それとなく母親に伝えてみたところ
母親もそういう服装、個性的なもの、デザイナーズもの等好きだということがわかり(以前から勧めてはいたらしいが、まだ興味がなかったためかあまり覚えていない)
ゴシックロリィタのファッション雑誌である
"ゴシックロリータバイブル"を買ってもらい
実際にそういった専門のメゾンがあるということを初めて知ることとなりました

しかしそこは高校生(しかも田舎の)
所持金なんてそんなに持っているわけもなく
取り敢えず古着でなんとなくゴシック?パンク?っぽい雰囲気にしてみたり
axesでロリータ?ぽくしてみたり(axesがだめとは言わないがここのお店で全身コーディネートして"はい、ロリータです"と言うのは違う)
というのが1年くらい続き
いよいよちゃんとしたメゾンの服が着てみたい!
という気持ちになり
ネットで購入
初めて手にしたお洋服はATELIER-PIERROTの真っ黒なコルセットスカートだったかと思います

当時、ブラウスはまだaxesのものしか持っておりませんでしたが
上下で合わせてみて、今までよりはしっかりとゴシックロリィタを着られている!という感覚があり、とてもうれしかったのを覚えています
(後述しますがメイクに関しての知識はまだ乏しく、従ってまだまだ所謂"イタいゴスロリ"だったわけですが…)

その後も少しずつ専門の古着のサイトを活用するなどして服を増やしていったり
ちょっとずつメイクにも挑戦してみたりしていきました

そうして時は経て専門学校時代、お友達と東京に遊びに行くことになりました

憧れのゴシックロリィタのお店に行ける…!
そう思い、
普段は眼鏡なのですが
コンタクトに変え(ロリータに眼鏡はタブーだと言われているため。今は合っていれば良いんじゃないかなと個人的には思う。大きいメタルフレームの丸眼鏡とか)
当時は一重だったのでアイプチで重い目蓋を上げ
当然メイクもし
一張羅で
これでバッチリ! と
意気揚々とお店に(というよりフロアに)足を踏み入れたわけですが

当然周りもゴシックロリィタ
店員さんもゴシックロリィタ
周囲の方々のなんとカンペキたるや
滅茶苦茶カワイイ…
これがホンモノか…と、
思ったのと同時に
自分の中途半端さに恥ずかしくなりました

それにより、もっとメイクが上手くなって可愛くなりたい! 上手に着こなしたい!
という意欲が高まりました


そのような経緯を経て、現在に至るわけですが
まだまだメイクも上手いわけではありません
理想の格好をするためには体型ももう少し絞らなければならないでしょう
ですがゴシックロリィタの世界を知ることで
お洒落に対し興味を持つこと、向上心を持つことができるようになりました
そして何より楽しい…!

このようなジャンルのお洋服はどうしても年齢に左右されるので
いずれは着られなくなるでしょう(周りの目、というより自分で合わなくなってきた、と感じる時期がくるのではないでしょうか)
しかし、いつまでもお洒落に対する意欲は忘れずに、着たい服を格好よく着こなす女性でありたいと、そう思います


ここからは
今後ゴシックロリィタを着てみたい、デビューしたいという方に向けてなのですが

ゴシックロリィタをネットで調べると
難しい精神論とかでてきますよね
もちろんそれも素敵なのですが
(みんながみんな)そこまで堅苦しく考えなくてもいいんじゃないかな? と、わたしは思います

ただ、最低限のマナーは守ってほしいです
どうしても目立つ格好なので、何かあると余計に悪目立ちしやすいですし
それと決してコスプレ感覚で着ないこと、混同しないこと
あと、ゴシックロリィタに限らずお洒落に於いて清潔感は大事!

これさえ守っておけば徐々に似合うようになってくる、はず…! (偉そうに言ってますけどわたしもまだまだです。。これは自戒の念も込めて)


これからも日々勉強、模索しつつ…

みなさま良きゴシックロリィタライフを♪